生活に関して
バンコクの北方約720キロに位置するタイ第2の都市で、自然と昔ながらの文化が今も残る古都です。その美しさから「北方のバラ」とも呼ばれています。
モン族やタイヤイ族、ビルマ族などさまざまな民族が交流するなか、建築や仏像の様式、言葉や料理、工芸の分野などで「ランナー文化」と称されるタイ北部独自の文化・伝統が育まれてきました。
現在でも工芸が盛んな街として知られ、近年はその伝統をベースにタイ芸術の拠点ともなっています。
また、周辺はタイ最高峰ドイ・インタノンをはじめとした峰々が重なる緑豊かな山岳地帯広がり、トレッキングの人気スポットとしても有名です。
気候
チェンマイは雨期・乾期・暑期の3シーズンに分かれています。
雨期(5~11月)南国フルーツの旬
1日に数回スコールの様な集中的な雨が降る季節で、日本の梅雨とは少し異なります。ゲリラ豪雨の様な激しい雨が降るため、傘もあまり役には立ちません。
大抵1時間程で止みますので、雨宿りをしてのんびりされてはいかがでしょうか。
マンゴー・ライチ・マンゴスチンなどのフルーツの多くが旬を迎えます。
乾期(11~3月)
雨が降らず、また気温も高くなりすぎないためとても過ごしやすいベストシーズンです。ただ、12・1月は最低気温が10℃程まで下がることがあり、1日の寒暖の差がとても大きくなります。靴下や少し厚めの上着(パーカーなど)が必要なほどです。
暑期(3~5月)
3月下旬になると気温がぐんぐん上昇し、最高気温は40℃を超えることもあります。日差しは刺すように強く、こまめな水分補給を心がけてください。
ただ、バンコクと比べると空気が乾燥しているため日陰では随分過ごしやすく感じます。
バンコクと比較して北方に位置するチェンマイは随分過ごしやすいと言われていますが、熱帯地方に変わりはありません。
強い日差しと暑さ対策として帽子・サングラス・日焼け止め・日傘などを準備されることをお勧めします。
通貨と両替について
通貨はバーツ、1バーツ=約3.5円です(2018年現在 為替レートは各自でご確認ください)
紙幣:1,000・500・100・50・20バーツ
硬貨:10・5・2・1バーツ・50サタン・25サタン(50サタン=0.5バーツ)
市街にレートの良い両替所がいくつもありますから、日本や空港での両替は必要最低限で心配いりません。
電圧とプラグ形状
220V/50Hz
基本的に日本の電化製品は使用できませんが、スマートフォンやPC・PC周辺機器などは100~240V対応されていますので、恐らくそのまま使用できるはずです。念のため事前に使用可能かご確認ください。
プラグ形状は A型/B型(B・BF・B3)/C型
日本のプラグA型は電圧さえ対応していればそのまま差し込んで使用可能です。
下記apple社のページより形状の詳細を確認ください。
通信・WiFiについて
滞在施設・カフェ・レストラン等、街のいたる所でWiFi環境が整っています。
特にカフェ・レストランではドリンクなどを注文すれば無料でお店のWiFiへアクセスできます。
通信速度も速く、日本よりも環境が整っているのでは?と感じるほど。
短期滞在なら日本でお使いのスマートフォンやPCでSkypeやLine通話で充分かもしれません。
長期の方はチェンマイで携帯かスマホを購入しても便利ですね。
飲料水について
水道水の飲用はできませんが、飲み物の氷は心配いりません。
以前は屋台などの氷は危ないと言われていましたが、現在は安心して頂いて大丈夫です。
ただし、暑さのせいで冷たいものを飲みすぎたり、果物を食べすぎてお腹を壊すことがあるようです。
日本とは全く違う気候ですので、体調管理にはいつも以上にお気をつけください。
医療について
こちらの医療レベルは高く、日本語の通訳が常駐する病院が数多くあります。
体調がすぐれない場合は早目に診察を受けられる方が良いでしょう。
病院で診察を受ける際は
・パスポート
・海外旅行保険の証券番号やクレジットカード
以上の2点をお忘れにならないようお気を付けください。
保険によっては現地でのお支払いが必要な場合がございますが、規模の大きい病院であればクレジットカード払いが可能です。
市内交通
ソンテウ(乗合タクシー)
ピックアップトラックの荷台を改造した乗合タクシーが庶民の足となっています。
車体の色で大まかな行き先が分かれていて、チェンマイ市内を移動するなら赤のソンテウに乗ってください。
郊外/他県行きのソンテウはチャンプアック・バスターミナルやワロ-ロット市場前などから出ています。
他客の行き先によってはかなり遠回りをする場合が多々あるため、所要時間を読めないのが難点です。
ソンテウの乗り方
①道路脇で腕を肩の高さより少し低めに伸ばして運転手に合図を送ります。
②停車したら運転手に行き先を告げ、OKだったら後ろから乗り込みます。
※この時、運転手が値段を言わなければ20バーツ/人、それより高い場合は運転手が値段を言います。
旧市街の内側を移動するなら20バーツですが、距離が遠いと100バーツなんてことも。
値段が合わない場合は次のソンテウを待つのも1つの選択肢です、あまりしつこい値引き交渉は避けましょう。
トゥクトゥクの乗り方
後部に大人3名分のベンチシートが設置されている3輪バイクタクシー。
乗り方はソンテウと一緒ですが、こちらは乗合ではありませんので、料金は高めの50バーツ~が相場です。
風を切って走るのも気持ちいいですよ。
どちらも市内を走っているところをつかまえるか、ショッピングモールやホテル付近で客待ちをしている運転手に声をかけて交渉します。